毒親という言葉を知って

ウチの母はどこかおかしい。

ウチはよその家と何かが違う。

 

 

こう思い始めたのは思春期の頃からでしょうか?

中学生くらい?高校生?

 

母にビクビクしていたのは子供の頃からだったかもしれません。

怒りだすと暴言がすごい。

子供の頃は手もあげてましたね。バカっと言いながら。

母の父親、私にとっては祖父が結婚間近の母を

叩いた、という話を聞いた事があるので

手が早いのは遺伝ですね。

というか、母の親も毒親だったってことか。

 

私は今自分が怖くて仕方がない。

自分が母のようになるのではないか、私も毒親なのではないか、いずれ娘との関係がわるくなるのではないか。

 

物理的に母と離れても心が穏やかになることは

ない。時々、わーっと叫び出したくなる。

 

 

最近子供の頃のこともよく思い出します。

 

よく近所に聞こえるくらいの大声で怒鳴られてたな。

小さな頃はよく叩かれてたな。

母の機嫌を晴れ曇り雨、で表現してたな。

などなど。

まあ小さな頃は怒られても忘れてまた怒られる、という繰り返しだったかも。

ただ私もいい歳なんで忘れてるだけか。

 

 

子供のからが母の異常さは感じていました。

何かおかしいのではないか、他の家とは何か

違うのではないか、と思いながら生きてきました。

 

 

ある時、

子供と一緒に本屋に行き、絵本に夢中になっている娘のそばで見かけた

「母がしんどい」というコミックエッセイを手に取って読んだ時の衝撃。

 

これはママのこと?

私と同じように苦しんでいる人が他にもいるの?

 

この時は動悸が激しくなって全部は読めませんでした。

 

 

でもこの日から母に苦しむ人が自分以外にもいる、という事を知りインターネットで調べ始める日々が始まりました。

 

いるいる!

こんなに母とうまくいかない人がいるんだ。

これはウチのこと?

 

毒親って言葉を知ったのもこの頃。

 

 

言葉を知っても母との関係は変わらず。

会えば神経をすり減らすくらいに気を使う。

それこそ、こちらに来るとなったら家はピカピカにして、送迎してどこかに連れて行って食事を奢って。

お金も神経も使ってもてなす。

 

その時はご満悦で帰ってホッとしたのも束の間で、あとからあの時こう言ってたけどどういう意味だ、夫の家族のこと、夫の態度、

ほとんどは母の被害妄想なのにイチャモンつけてくる。

 

こちらとしては、は??なんのこと?

ですよ。

 

こちらがそんなことあるわけない、と言っても

当然聞く耳持たず、結局ケンカ。

わけわからん。

 

被害妄想、二重人格。

病気かもしれないと思っていました。

 

病気ならもう無理。

変わるわけない。

 

 

諦めとやりきれなさにいつも悶々としていました。